土地探しの羅針盤

おうちづくり

住みたいまち探し

本記事ではわたしがお世話になったサイトや土地を探すうえで大切にしたことなど、土地探しのヒントになりそうなものを紹介したいと思います。
土地探しに悩まれている方やこれから土地を探すぞ!という方のお役に立てれば幸いです。

優先順位を決める

土地を探すときはやみくもに探すのではなく、まずは基準を設けることが大事だと思います。
わたしが特に意識していた項目としては「安全性」、「価格」、「こどもの環境」、「利便性」などがあります。

わたしを例にすると以下のように順位付けして土地探しをしていました。

優先度
項目詳細
1価格購入できる価格帯でのみ検討
2安全性ハザードマップ・地盤・地層・過去の土地利用・道路幅
3
こどもの環境
学校までの距離・通学路の安全性・地域性
4利便性最寄駅・職場までの交通・スーパーや商業施設

優先度1:「価格」について
わたしは建物にもこだわりたかったのでかなり低めに設定しました。そのため、いい土地を探すのに苦労しました。
価格が低いということは必ずそれなりの理由があります。
土地の価格を抑える必要がある方はどのデメリットなら許容できるかを意識することが重要になります。
建物のこだわりについてはまた記事にする予定です。

優先度2:「安全性」について
「安全性」については、ハザードマップ、地盤の強弱(地震)、地層の種類、過去の土地の様子、付近の道路幅などを中心に調べました。
後ほど使用したサイトをご紹介します!

優先度3:「こどもの環境」について
わたしは塾で働いていた経験があり、こどもの環境の重要性をかなり感じています。
いい環境を求めると土地の価格も高くなる傾向にあるため非常に難しかったです。
地域の有名な高校や塾のサイトの中にはまれに合格した出身中学校やその人数を記載しているところがあり、時間を使っていろいろと調べました。

また、通学時間や通学路も重要です。
工務店からおすすめされた土地の中で通学路に細い橋を渡る必要があるものがありましたが、その土地は「こどもの環境」を理由にお断りしました。
お金はありませんが、「こどもの環境」も土地探しをするうえで大切にしていた観点です。

優先度4:「利便性」について
価格を低めに設定すると最も相反するところかと思います。
そんな中でも駅から徒歩10分程度、職場まで1時間程度を意識して探しました。
田舎の土地を選択する場合は将来最寄り駅がなくなる可能性を鑑み、その場合でも問題のない土地を考慮する必要性があると思います。

最低限、将来の「ぽつんと一軒家」にはならないように心掛けました。

ひれおくん<br>(中身筆者)
ひれおくん
(中身筆者)

自分、寂しがり屋やなもんで

価格は抑えたいけれど将来性は捨てきれない!そんな気持ちでした。

サイト紹介

ここからはわたしが実際に土地探しに利用したサイトを紹介します。
ご参考いただけると幸いです!

▶土地探しのメインサイトを決める

工務店の方からいくつもあるサイトの中から不動産・住宅サイト「SUUMO(スーモ)」をおすすめされました。
はじめは違うサイトを使っていましたが、使い勝手がよく最終的におすすめされた「SUUMO(スーモ)」での土地探しに落ち着きました。
いろいろなサイトを使う方法もあるかと思いますが、結局重複するので自分の使いやすいひとつのサイトに絞るべきだと思います。
お願いをすればハウスメーカーや工務店も土地探しに協力してくれるかと思いますが、お任せするにしても丸投げにせず自ら探すことが重要だと思います。

▶地域の学校状況

「学年別の生徒数・学級数」、「校区」などについては【ガッコム】を参考にしました。
生徒数の推移も確認でき、大変有用でした。
少子化の中でも小学生の人口が増加傾向にあるところは若い層が比較的多い地域になるため将来「ぽつんと一軒家」になる確率を減らすことができます。

ひれおくん<br>(中身筆者)
ひれおくん
(中身筆者)

自分。。

▶ハザードマップ

ハザードマップについては「ハザードマップポータルサイト」を参考にしました。
こちらは気になる土地の洪水・内水、土砂災害、津波、地形分類などを素早く確認することができます。
ある程度土地をしぼれてくると市町村のハザードマップも確認するようにしていました。

以下の画像は「洪水・内水」、「土砂災害」を選択して可視化したものです。
※選択した災害種別について「解説凡例」にて詳細確認することができます

出典:地盤サポートマップ

▶過去の土地の様子

過去の土地の様子については「国土地理院ウェブサイト」で確認しました。

前にどのような住宅が建っていたのか、10年前は、20年前は、50年前はどういう状態だったのか、周辺の様子は変化しているのかなど確認しました。
その他にもいろいろなサイトの元になるデータが詰まっているので細かいことを調べることができます。
例えば、気になる土地が「埋立地」なのか、山を切り崩した「切土」なのかなども確認できます。
※埋立地の場合、地盤が弱い傾向にあります

以下の画像は「盛り土」か「切土」かを簡易的に可視化したものになります。

出典:国土地理院ウェブサイト

▶地盤の強度

▶地耐力(地盤の強さ)
ここで紹介する「地盤サポートマップ」はいろいろと調べることができて面白いサイトでした。
以下の画像は「地耐力(地盤の強さ)」を簡易的に可視化したものになります。

出典:地盤サポートマップ

また、以下の項目でも様々なロケーションで土地状況を確認することができます。
以下の画像は「地震時の揺れやすさ」を簡易的に可視化したものになります。

出典:地盤サポートマップ

▶地質
ここまでくるとちょっとやりすぎている気がしますが、楽しかったのでご紹介します。
上記サイト「地盤サポートマップ」の「地質」を確認すると以下のような画面になります。

出典:地盤サポートマップ

ここで確認した地質(例:H_sadなど)について地質調査総合センターさんのPDF資料を参考にしました。
主に「海成層」か「非海成層」、「地層の古さ」を中心に確認しました。
比較的に「非海成層」は地盤が強く、「海成層」は地盤が弱い傾向にあるそうです。

ひれおくん<br>(中身筆者)
ひれおくん
(中身筆者)

ここは実家より「新しい地層」!
ここは実家より「古い地層」!
え、ここ「ジュラ紀」やん!かっこいい!。。住みたい
みたいにひとりで遊んでいました。。

出典:20万分の1日本シームレス地質図V2 凡例(堆積岩)

まとめ

このように優先度を意識したことが結果として満足のいく土地探しにつながったように思います。
かなり調べこんだあとで妻さんに見せて「なんかいや」のひと言で多くの土地が塵となりましたが。。そこで折れなかったからこそ、今の生活にたどり着けたと思います。

ひれおくん<br>(中身筆者)
ひれおくん
(中身筆者)

「なんかいや」はパワーワードすぎましたが、今では感謝しています!
本記事をご覧いただいているそこの奥さん!
「なんかいや」は結構使えます!
※効果が強く出すぎたり、副作用が現れたりする危険性がありますので、用法・用量を守ってお使いください

また、わたしの場合は担当営業さんが一生懸命な方だったことも幸運でした。
わたしが「この土地どうですか?」と担当営業さんに伺ったところ「そこ、ちょうど明日お会いするときにご紹介しようと思ってた土地です!!」と大変嬉しそうに驚かれていたことを鮮明に覚えています。
わたしが時間をかけてたどり着いた土地に、他の業務もあってお忙しい中でたどり着いた担当営業さんにはさすがプロだなと感心しました。
素敵な営業さんがいらっしゃる工務店についてはまた別記事でご紹介させていただきます!

いかがだったでしょうか。
もし本記事をあなたの土地探しの羅針盤としてご使用していただけたら幸いです!
ここまで読んで下さりありがとうございました。

参考サイト

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